櫻井司令が佐野部長に対して言った、「あなたが善人であることは承知しています」という言葉。
なぜ櫻井は、佐野の人間性まで分かっていたのでしょうか。
佐野が連行される直前、乃木はジャミーンの学校を訪れています。シーズン1では、ジャミーンが写真に写ったノゴーン・ベキを見て「すごく優しい人」と判断していました。
そのため、乃木が佐野の写真をジャミーンに見せ、善人であることを確認した可能性があります。
ただし、ここで疑問が残ります。
なぜ国家の諜報組織である別班が、一人の少女の不思議な感覚を信頼しているのでしょうか。
櫻井司令は以前からジャミーンの能力を知っていた?
櫻井司令はシーズン1で、ジャミーンを「奇跡の子」と表現していました。
単に乃木の知り合いである少女として認識しているだけなら、「奇跡の子」という言い方は少し不自然です。
櫻井はジャミーンの存在だけでなく、人の善悪を見抜く特殊な能力まで把握していたのではないでしょうか。
そして別班がその能力を信頼しているのなら、過去にジャミーンの判断によって重大事件が解決したり、誰かの命が救われたりした出来事があったのかもしれません。
その出来事こそ、ジャミーンが「奇跡の子」と呼ばれるようになった理由ではないでしょうか。
その事件で救われたのがドラムだった?
ここでつながる可能性があるのが、ドラムと野崎の過去です。
第15話でドラムは、野崎を「命の恩人」と呼び、世界中を敵に回しても自分だけは野崎を信じると断言しました。
しかし、野崎がドラムに何をしたのかは、まだ明かされていません。
サイドストーリー『ドラム―VIVANT THE ORIGIN STORY―』では、ドラムの少年時代や名前の由来が描かれました。一方で、現在のドラムが野崎と出会った経緯や、公安のエージェントになった理由には空白が残されています。
もしかすると、次のような過去があったのではないでしょうか。
- バルカでジャミーンを巻き込んだ事件が起きる
- ジャミーンが裏切り者や危険人物を見抜く
- その判断によってドラムや多くの人が助かる
- 野崎が公安として事件に介入し、危機に陥ったドラムを救出する
- 事件の報告が別班にも共有され、櫻井がジャミーンを「奇跡の子」と認識する
この流れなら、複数の謎をまとめて説明できます。
- 櫻井司令がジャミーンを知っている理由
- 別班がジャミーンの能力を信頼する理由
- ドラムが野崎を命の恩人と呼ぶ理由
- ドラムが現在ジャミーンと一緒に暮らしている理由
ジャミーンが人の善悪を見抜いたことでドラムが救われ、実際に救出したのが野崎だったのかもしれません。
なぜジャミーンは野崎に懐かないのか
ただし、この考察には一つ大きな疑問があります。
野崎がドラムやジャミーンを救ったのなら、なぜジャミーンは野崎に懐いていないのでしょうか。
考えられるのは、過去の事件で野崎が全員を救えなかった可能性です。
野崎はドラムの命を救った一方、任務を優先するために、ジャミーンの家族や大切な人物を切り捨てる判断をしたのかもしれません。
ドラムから見れば野崎は命の恩人。しかし、人の内面を感じ取るジャミーンには、野崎が抱える冷酷さや罪悪感まで見えている。
そう考えると、野崎に対する二人の正反対の反応にも意味が生まれます。
ジャミーンは公安と別班をつなぐ存在?
現時点では、ジャミーンの「奇跡」とドラムが野崎から受けた恩が同じ事件に関係している証拠はありません。
しかし、櫻井司令、野崎、ドラムという諜報活動に関わる人物が、全員ジャミーンを認識していることは偶然とは思えません。
ジャミーンは単に善悪を見抜く不思議な少女ではなく、過去に公安と別班の双方が関わった事件の中心人物なのではないでしょうか。
今後、ドラムと野崎の出会いが描かれたとき、ジャミーンが「奇跡の子」と呼ばれる理由まで同時に明かされる可能性があります。
関連記事
15話の考察はこちらから!

ドラムの過去はこちらから!



コメント