『VIVANT2』第2話で、個人的に最も気になったシーンがあります。
それは、乃木がアリへクレジットカードを渡した場面です。
カードを受け取ったアリは、一瞬動きを止め、何かを思い出すような表情を見せました。
このシーンについて、最初は、
「カードを受け取ることへの葛藤なのか」
「乃木を信用していいのか迷ったのか」
とも考えられます。
しかし、改めて考えると別の可能性が浮かびます。
それは、アリは過去に同じクレジットカードを見たことがあり、乃木によってそのカードの意味に気付いたのではないかという説です。
もしこの考察が正しければ、物語にはまだ登場していない「乃木以前にアリと接触した別班員」の存在が浮かび上がります。
そして、その人物こそ今回の情報流出事件の鍵を握っているのかもしれません。
アリは乃木が別班員だと知っている
まず重要なのは、アリは乃木の正体を知っているという点です。
前作の出来事を通して、乃木=別班員ということをアリは把握しています。
つまり、第2話のアリにとって乃木は単なる日本人ではありません。
「別班という特殊組織に所属する人物」として認識しています。
だからこそ、乃木から渡されたクレジットカードにも意味が生まれます。
もし普通の人物がカードを見ても、ただのクレジットカードです。
しかしアリの場合、「別班員である乃木が持っているカード」という前提があります。
その瞬間、過去の記憶と結び付いた可能性があります。
アリはカードを見て別班を知ったのではない?
アリは過去に、同じカードを持つ人物と接触していた。
しかし、その時点ではカードの意味を知らなかった。
そして今回、
乃木が同じカードを持っている
↓
乃木は別班員
↓
過去に同じカードを持っていた人物も別班だったのでは?
と気付いたのではないでしょうか。
つまり、あの瞬間アリが驚いたのは、
カードそのものではなく、過去の人物の正体が判明したから
なのかもしれません。
では、アリは誰からそのカードを見たのか?
ここで気になるのが、「アリが過去に接触した人物は誰なのか」という点です。
候補はいくつかあります。
テント幹部の中に別班員がいた可能性
まず考えられるのは、テント内部に潜入していた別班員です。
しかし、この可能性は少し低いと考えます。
前作では、別班ですらテントの全容を把握できていませんでした。
乃木自身も潜入しながら、少しずつテントの正体へ迫っていきました。
もし以前からテント幹部の中に別班員が存在していたのであれば、
「なぜ別班はそこまで情報不足だったのか」
という疑問が残ります。
もちろん、極秘の協力者が存在した可能性はあります。
しかし、アリと直接関係を築くほど深く入り込んでいたとは考えにくいでしょう。
日本のテントモニターが一番怪しい?
個人的に最も可能性が高いと感じるのが、日本で活動していたテントモニターです。
山本をはじめとする日本のモニターは、テントにとって日本国内で活動するための重要な存在でした。
一方で、別班も当然ながら日本国内でテントを追跡していました。
そのため、
別班が日本のモニターを調査する
↓
その過程で別班員が接触する
↓
何らかの形でアリと関わる
↓
その時にカードを使用していた
という流れは十分考えられます。
つまり、アリは乃木より前に、別班員と接触していた可能性があるということです。
もし日本のモニターが関係しているなら、本当の裏切り者は誰なのか?
ここで新たな疑問が浮かびます。
もしアリが過去に別班員と接触していたのであれば、その存在を知っていた人物がいたはずです。
その候補として浮かぶのが、日本のテントモニターです。
もしモニターが別班員の存在を把握していたなら、
- 別班がどのようにテントへ接近していたか
- 誰が別班関係者なのか
- どこまで情報を掴まれていたのか
をテント側へ伝えることができます。
つまり、新庄ではなく、日本のテントモニターこそが本当の情報流出者だった可能性も出てきます。
新庄は本当に裏切り者なのか?
現在、作中では新庄が別班情報を流した人物のように描かれています。
しかし、新庄の行動には違和感があります。
本当に自分が情報を売ったのであれば、
- 別班から追われる
- 公安から追及される
- 自分の身が危険になる
ことは理解していたはずです。
それにもかかわらず、新庄はどこか落ち着いているように見えます。
まるで、自分に何が起こっているのかを理解していない人物のようにも感じます。
もし本当の裏切り者が別にいるなら、新庄は利用された可能性があります。
別班は秘匿性が高いからこそ、内部スパイが存在しても気付けない?
ここで重要になるのが、別班という組織の特殊性です。
第2話では、長野専務が別班員であることが判明しました。
しかし驚くべきことに、乃木と長野専務は、お互いが別班員であることを知りませんでした。
これは別班という組織が、極めて高い秘匿性を持っていることを示しています。
同じ組織の人間であっても、
- 誰が仲間なのか
- 誰がどんな任務をしているのか
- どこまで情報を持っているのか
を知らない。
つまり、乃木が存在を把握していない別班員がいても不思議ではありません。
そして、その人物が二重スパイになっていたとしても、発見が難しい可能性があります。
現時点で最も怪しい人物は長野専務なのでは?
ここまで整理すると、現時点で最も疑わしい人物として浮かぶのが長野専務です。
もちろん、長野専務が裏切り者だと断定することはできません。
しかし、条件を整理すると、
- 別班員である
- 乃木が存在を把握していなかった
- 企業の中枢にいて情報へアクセスできる
- 別ルートで活動していた可能性がある
という点で、今回の情報流出事件に関わる条件を満たしています。
もし別班内部から情報が漏れているのであれば、「乃木が知らない別班員」こそ疑うべきではないでしょうか。
その意味で、第2話時点では長野専務は最も怪しい候補の一人だと思います。
まとめ|アリのカード反応は別班内部の謎につながる伏線?
第2話のクレジットカードのシーン。
一見すると短い描写ですが、そこには大きな伏線が隠されている可能性があります。
アリはカードを見て別班を知ったのではなく、乃木が別班員だと知っていたからこそ、過去に見たカードと別班を結び付けたのではないでしょうか。
もしこの考察が正しければ、
- 乃木以前にアリへ接触した別班員が存在する
- 日本のテントモニターがその存在を把握していた可能性がある
- 新庄ではなく別の人物が情報流出に関わっている可能性がある
- 別班内部に二重スパイが存在する可能性がある
- 現時点の最有力候補は長野専務
という新たな謎が浮かび上がります。
『VIVANT』シリーズは、過去の何気ない描写が後から大きな意味を持つ作品です。
アリが見せた一瞬の表情。
そこには、別班とテントの過去、そして今回の事件の本当の黒幕につながるヒントが隠されているのかもしれません。


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